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研究会情報

このページでは、史学会に寄せられた、歴史学に関連する研究会や学会、講演会、展覧会などの情報をご案内しています。詳細は、それぞれの問い合わせ先にお尋ねください。
皆様からの積極的な情報提供をお待ちしています。

シンポジウム「中世史料の編纂と歴史像――瀬野精一郎の仕事――」[2024.11.08掲載]

日時:

2025年1月11日(土)

場所:

早稲田大学早稲田キャンパス3号館301教室

主催:

主催:シンポジウム「瀬野精一郎の仕事」実行委員会 共催:鎌倉遺文研究会

趣旨説明、プログラムなど:

【プログラム】
(司会: 黒田 智 ・ 野村育世 )
 12:30~12:40 開会挨拶・趣旨説明  髙木徳郎
 12:40~13:20 報告1 飯沼賢司 「九州の古文書研究――竹内理三から瀬野精一郎へ――」
 13:20~13:30 質疑応答
 13:30~14:10 報告2 清水 亮 「瀬野精一郎の鎮西御家人・武士団研究とその視角」
 14:10~14:20 質疑応答
 14:20~14:35  休憩
 14:35~15:15 報告3 海老澤 衷 「初期鎌倉遺文研究会の活動と学界(1993年3月~2001年4月)」
 15:15~15:25 質疑応答
 15:25~16:05 報告4 宮崎 肇 「瀬野精一郎と古文書研究」                                 
 16:05~16:15 質疑応答
 16:15~16:35 コメント 今井 修 「瀬野精一郎の「歴史随筆」を読む――近現代史学史の観点から――」
 16:35~16:50  休憩、質問用紙提出
 16:50~17:50 総合討論
 閉会挨拶 17:50~18:00  下村周太郎

 

【趣旨文】

故・瀬野精一郎早稲田大学名誉教授は、師である故・竹内理三氏の遺志を受け継ぎ、『南北朝遺文 九州編』(全7巻、1980~1992年)、『増訂 鎌倉幕府裁許状集』(全2巻、1987年)、『鎌倉遺文無年号文書目録』(1993年)など、主に日本中世史に関わる様々な史料集の刊行とその充実に努め、日本における古文書学の発展に寄与したことで知られる歴史家です。また、文学博士号を授与された『鎮西御家人の研究』(1975年)、『松浦党関係史料集』(全4巻<第4巻のみ村井章介氏との共編>、1996~2009年)など、九州地方の武士や武士団に関する研究や史料集刊行も多く、この分野においては、現在でも参照されるべき先行研究となっています。
 本シンポジウムは、こうした瀬野先生の学問的業績を振り返り、その現代における意義を改めて確認するとともに、その遺志をいかに継承し、今後の歴史学の発展の糧とするかを考えるために企画されました。登壇者は瀬野先生の薫陶を受け、その学問を拠りどころとしつつ、一緒に研究を進めてこられた方々です。当日は、会場で参加される方々ともに、在りし日の先生の姿に思いを馳せ、その学問をどのように活かしていくかについて語り合いたいと思います。

完全対面方式、参加費無料、事前申込み不要(どなたでもご参加いただけます。)

問い合わせ先:

senosympo2025■gmail.com(■を@に変えてください)

「異文化交流の世界史」第7回オンライン講演会[2024.12.25掲載]

日時:

2025年1月22日(水)19:30~21:00

場所:

オンライン(Zoom)

主催:

科学研究費基盤研究(A)「近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克」(代表:守川知子)

趣旨説明、プログラムなど:

歴史上、人はどのように他者と邂逅し、交流したのかを検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「異文化交流の世界史」を開催します。
第7回は下記の要領で行います。

 

日時2025年1月22日(水)19:30~21:00

講師馬場 多聞先生(立命館大学教授)

テーマ「イエメンのラスール朝と動物たち」


【講師紹介】
専門は、西アジア史。イエメンを中心とした一帯における交流の諸相に関心を持っている。主著に、『宮廷食材・ネットワーク・王権:イエメン・ラスール朝と13世紀の世界』(九州大学出版会、2017年)や『地中海世界の中世史』(共編著、ミネルヴァ書房、2021年)があり、近著に「イエメン・ラスール朝とラバ:モノをめぐる王権とネットワーク」(『イスラームからつなぐ5 権力とネットワーク』東京大学出版会、2025年1月刊行予定)や「海を渡るということ:14世紀のイエメン・ラスール朝の裁判官と大宦官」(『移動の文明誌』思文閣出版、2025年3月刊行予定)がある。 

*13世紀から15世紀にかけてアラビア半島南西部のイエメンに栄えたラスール朝は、インド洋周縁部の諸地域と人や物の往来を通してつながっていました。今回は、ラスール朝下のイエメンへ交易品や贈答品として到来した動物たちを通して、その交流のあり方をお話しいただきます。


申込先: https://forms.gle/xKfidRVXH8QezWoP6
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の1月21日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

ご講演は45~50分、質疑応答は30~35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

【これまでの講演会】

第1回・5月31日(金) 西川杉子先生(東京大学)「ユグノーたちのロンドン」

第2回・6月20日(土) 弘末雅士先生(立教大学)「人喰い風聞と異文化交流」

第3回・7月19日(金) 澤井一彰先生(関西大学)「酒は飲んでも吞まれるな:16世紀後半のオスマン帝国の都イスタンブルにおける飲酒行為をめぐる異文化交流」

第4回・9月30日(月) 中砂明徳先生(京都大学)「3人のペトロ」

第5回・10月24日(木) 網野 徹哉先生(東京大学)「司祭を訴えるインディオたち:16~17世紀のアンデス世界」

第6回・12月19日(木) 濱本真実先生(大阪公立大学)「タタール商人とタタール・ディアスポラ:近代西洋文化の伝道者、そしてロシア帝国の先兵として」

 

【今後の予定】

第8回2月12日(水) 小澤実先生(立教大学)

第9回3月5日(水) 坂野正則先生(上智大学)

第10回・4月

問い合わせ先:

tomomo■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)