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研究会情報

このページでは、史学会に寄せられた、歴史学に関連する研究会や学会、講演会、展覧会などの情報をご案内しています。詳細は、それぞれの問い合わせ先にお尋ねください。
皆様からの積極的な情報提供をお待ちしています。

「異文化交流の世界史」第6回オンライン講演会[2024.11.08掲載]

日時:

2024年11月28日(木)19:30~21:00

場所:

オンライン(Zoom)

主催:

科学研究費基盤研究(A)「近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克」(代表:守川知子)

趣旨説明、プログラムなど:

歴史上、人はどのように他者と邂逅し、交流したのかを検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「異文化交流の世界史」を開催します。
第6回は下記の要領で行います。

 

日時:2024年11月28日(木)19:30~21:00

講師:冨澤 かな先生(東京大学准教授)

テーマ「共感と偏見――18世紀末イギリス人オリエンタリストのインド理解」


【講師紹介】
専門は宗教学。近代インドの宗教性やオリエンタリズムの問題を、特に言説と慰霊表現に着目して研究している。近著に、「さまざまな宗教、さまざまなお墓――お墓で見るインド宗教史」(小磯千尋・小松久恵編『インド文化読本』丸善出版、2022年)、「近代インドの普遍思想」(伊藤邦武ほか編『世界哲学史7――自由と歴史的発展』ちくま新書、2020年)などがある。

*イギリスのインド統治初期の18世紀末、「オリエンタリスト」と呼ばれた親東洋・インド派のイギリス人らは、エドワード・サイードが語るいわゆる「オリエンタリスト」の典型的な像とは異なり、インドへの共感と賞賛を強く示していました。しかしそこにはより複雑なオリエンタリズムも見て取れます。今回は、彼らの「共感」と「偏見」をめぐる議論に注目して、他者や異文化への向き合い方を考えます。

申込先: https://forms.gle/9NRRQM3JGNpgMyb66
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の11月27日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

ご講演は45~50分、質疑応答は30~35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。 奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

【これまでの講演会】

第1回・5月31日(金) 西川杉子先生(東京大学)「ユグノーたちのロンドン」

第2回・6月20日(土) 弘末雅士先生(立教大学)「人喰い風聞と異文化交流」

第3回・7月19日(金) 澤井一彰先生(関西大学)「酒は飲んでも吞まれるな:16世紀後半のオスマン帝国の都イスタンブルにおける飲酒行為をめぐる異文化交流」

第4回・9月30日(月) 中砂明徳先生(京都大学)「3人のペトロ」
第5回・10月24日(木) 網野 徹哉先生(東京大学)「司祭を訴えるインディオたち:16~17世紀のアンデス世界」

 

【今後の予定】

第7回・12月 濱本真実先生(大阪公立大学)

第8回・1月 馬場多聞先生(立命館大学)

第9回・2月 小澤実先生(立教大学)

第10回・3月 坂野正則先生(上智大学)

問い合わせ先:

tomomo■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)

総合女性史学会近世例会[2024.11.21掲載]

日時:

2024年12月1日(日)14:00~16:00(予定)

場所:

Zoomによるオンライン

主催:

総合女性史学会

趣旨説明、プログラムなど:

報告者:堀智博氏(東京都立大学特任助教)

報告題名:「関ケ原合戦前夜の人質-渡辺与次兵衛書上の紹介-」

要旨:本報告の目的は、慶長5年(1600)の関ケ原合戦時の人質(大名妻子)をめぐる東西両陣営の動向について再検討することにある。関ケ原合戦時の人質と言えば、悲劇的な最期を遂げたガラシャ(丹後宮津城主細川忠興の室)に注目が集まりがちだが、その他身柄を確保された人質の詳細は不明な点が多い。本報告では、「渡邊与次兵衛書上」を活用し、池田輝政(三河吉田城主)の室で、西軍の人質となった督姫の周辺事情を明らかにする。さらに、当該期の人質が、戦局にいかなる影響を与えたのかについても考察したい。

参考文献:
田端泰子「豊臣政権の人質・人質政策と北政所」(『女性歴史文化研究所紀要』15、2006年)
桐野作人『関ケ原―島津退き口―敵中突破三〇〇里』(学研M文庫、2013年)
山田貴司『ガラシャ―つくられた「戦国のヒロイン像」―』(平凡社、2021年)

申込:事前申し込み制です。総合女性史学会HP上のフォームから11月28日(木)までにお申し込みください。
   https://sites.google.com/sogojoseishi.com/sogojoseishi/

問い合わせ先:

jimukyoku■sogojoseishi.com(■を@に変えてください)

日仏文化講座 近代日本の歴史学とフランス――日仏会館から考える[2024.11.08掲載]

日時:

2024年12月14日(土)13時~17時30分

場所:

日仏会館

主催:

主催:公益財団法人日仏会館
後援:日仏歴史学会

趣旨説明、プログラムなど:

日仏会館100年の活動を幕末以降の歴史の中に置き、時間軸の中でこれを反省的に振り返り、次の100年を展望します。フランスとの出会い、憧憬、対話、葛藤は、日本語世界に何をもたらしたのでしょう。フランスに何を発信したのでしょう。100年前に創設された日仏会館は、そこでどのような役割を果たしたのでしょうか。本シンポジウムは、この問題を日本の歴史学の文脈で考えます。その際、問題観の転換と広がりに応じて、大きく四つの時期にわけ、四人の論者が具体的テーマに即して報告します。

13:00 趣旨説明
13:05 高橋暁生「二人の箕作と近代日本における「フランス史」の黎明」
13:35 小田中直樹「火の翼、鉛の靴、そして主体性:高橋幸八郎と井上幸治の「フランス歴史学体験」」
14:05 休憩
14:15 高澤紀恵「ルゴフ・ショックから転回/曲がり角、その先へ——日仏会館から考える」
14:45 平野千果子「フランス領カリブ海世界から考える人種とジェンダー——マルティニックの作家マイヨット・カペシアを素材として」
15:15 休憩
15:30 コメント1 森村敏己
15:45 コメント2 戸邉秀明
16:10 質疑応答ならびに討論

https://www.fmfj.or.jp/events/20241214.html

問い合わせ先:

03-5424-1141(日仏会館)

民衆史研究会2024年度大会・シンポジウム「再帰する〈古代〉-歴史のなかの古代観-」[2024.11.08掲載]

日時:

2024年12月22日(日)13時~18時

場所:

早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第1会議室

主催:

民衆史研究会

趣旨説明、プログラムなど:

民衆史研究会ではこの度、2024年度大会・シンポジウム「再帰する〈古代〉-歴史のなかの古代観-」を開催する運びとなりました。
それぞれの時代における古代観や、古代とはなにかという視点から、中世~現代史までの各報告と古代史からのコメントをご用意しております。
皆様のご参加をお待ちしております。

◆日時:2024年12月22日(日)13:00~18:00

◆会場:早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第1会議室

*アクセス:https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus

*会場にて資料代¥300を頂戴します。

 

*当日19時~東西線早稲田駅付近で懇親会を開催します。

懇親会に参加を希望される方は、事前申し込みが必要です。
下記の申込フォームより、【12月18日(水)】までにご登録ください。
https://forms.gle/8gyrVzUTbWkLhmeQ9

 

◆報告 ※いずれも仮題
・久水俊和(追手門学院大学)
「中世の廃墟に残る古代の幻影―大内裏跡にて継承された園韓神祭を中心に」

・金炯辰(ソウル大学)
「実証よ神話になれ―近世朝廷・朝廷周辺における古代観のあり方―」

・小平美香(学習院大学)
「近代の宮中祭祀における〈古代〉」

・山口輝臣(東京大学)
「象徴天皇と「古代」」

・コメンテーター 神戸航介(宮内庁書陵部)

問い合わせ先:

minshu.shi■gmail.com(■を@に変えてください)

シンポジウム「中世史料の編纂と歴史像――瀬野精一郎の仕事――」[2024.11.08掲載]

日時:

2025年1月11日(土)

場所:

早稲田大学早稲田キャンパス3号館301教室

主催:

主催:シンポジウム「瀬野精一郎の仕事」実行委員会 共催:鎌倉遺文研究会

趣旨説明、プログラムなど:

【プログラム】
(司会: 黒田 智 ・ 野村育世 )
 12:30~12:40 開会挨拶・趣旨説明  髙木徳郎
 12:40~13:20 報告1 飯沼賢司 「九州の古文書研究――竹内理三から瀬野精一郎へ――」
 13:20~13:30 質疑応答
 13:30~14:10 報告2 清水 亮 「瀬野精一郎の鎮西御家人・武士団研究とその視角」
 14:10~14:20 質疑応答
 14:20~14:35  休憩
 14:35~15:15 報告3 海老澤 衷 「初期鎌倉遺文研究会の活動と学界(1993年3月~2001年4月)」
 15:15~15:25 質疑応答
 15:25~16:05 報告4 宮崎 肇 「瀬野精一郎と古文書研究」                                 
 16:05~16:15 質疑応答
 16:15~16:35 コメント 今井 修 「瀬野精一郎の「歴史随筆」を読む――近現代史学史の観点から――」
 16:35~16:50  休憩、質問用紙提出
 16:50~17:50 総合討論
 閉会挨拶 17:50~18:00  下村周太郎

 

【趣旨文】

故・瀬野精一郎早稲田大学名誉教授は、師である故・竹内理三氏の遺志を受け継ぎ、『南北朝遺文 九州編』(全7巻、1980~1992年)、『増訂 鎌倉幕府裁許状集』(全2巻、1987年)、『鎌倉遺文無年号文書目録』(1993年)など、主に日本中世史に関わる様々な史料集の刊行とその充実に努め、日本における古文書学の発展に寄与したことで知られる歴史家です。また、文学博士号を授与された『鎮西御家人の研究』(1975年)、『松浦党関係史料集』(全4巻<第4巻のみ村井章介氏との共編>、1996~2009年)など、九州地方の武士や武士団に関する研究や史料集刊行も多く、この分野においては、現在でも参照されるべき先行研究となっています。
 本シンポジウムは、こうした瀬野先生の学問的業績を振り返り、その現代における意義を改めて確認するとともに、その遺志をいかに継承し、今後の歴史学の発展の糧とするかを考えるために企画されました。登壇者は瀬野先生の薫陶を受け、その学問を拠りどころとしつつ、一緒に研究を進めてこられた方々です。当日は、会場で参加される方々ともに、在りし日の先生の姿に思いを馳せ、その学問をどのように活かしていくかについて語り合いたいと思います。

完全対面方式、参加費無料、事前申込み不要(どなたでもご参加いただけます。)

問い合わせ先:

senosympo2025■gmail.com(■を@に変えてください)