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研究会情報

このページでは、史学会に寄せられた、歴史学に関連する研究会や学会、講演会、展覧会などの情報をご案内しています。詳細は、それぞれの問い合わせ先にお尋ねください。
皆様からの積極的な情報提供をお待ちしています。

日仏文化講座 近代日本の歴史学とフランス――日仏会館から考える[2024.11.08掲載]

日時:

2024年12月14日(土)13時~17時30分

場所:

日仏会館

主催:

主催:公益財団法人日仏会館
後援:日仏歴史学会

趣旨説明、プログラムなど:

日仏会館100年の活動を幕末以降の歴史の中に置き、時間軸の中でこれを反省的に振り返り、次の100年を展望します。フランスとの出会い、憧憬、対話、葛藤は、日本語世界に何をもたらしたのでしょう。フランスに何を発信したのでしょう。100年前に創設された日仏会館は、そこでどのような役割を果たしたのでしょうか。本シンポジウムは、この問題を日本の歴史学の文脈で考えます。その際、問題観の転換と広がりに応じて、大きく四つの時期にわけ、四人の論者が具体的テーマに即して報告します。

13:00 趣旨説明
13:05 高橋暁生「二人の箕作と近代日本における「フランス史」の黎明」
13:35 小田中直樹「火の翼、鉛の靴、そして主体性:高橋幸八郎と井上幸治の「フランス歴史学体験」」
14:05 休憩
14:15 高澤紀恵「ルゴフ・ショックから転回/曲がり角、その先へ——日仏会館から考える」
14:45 平野千果子「フランス領カリブ海世界から考える人種とジェンダー——マルティニックの作家マイヨット・カペシアを素材として」
15:15 休憩
15:30 コメント1 森村敏己
15:45 コメント2 戸邉秀明
16:10 質疑応答ならびに討論

https://www.fmfj.or.jp/events/20241214.html

問い合わせ先:

03-5424-1141(日仏会館)

「異文化交流の世界史」第7回オンライン講演会[2024.12.06掲載]

日時:

2024年12月19日(木)19:30~21:00

場所:

オンライン(Zoom)

主催:

科学研究費基盤研究(A)「近世ユーラシアの宗教アイデンティティ:グローバル多元主義と地域大国主義の相克」(代表:守川知子)

趣旨説明、プログラムなど:

歴史上、人はどのように他者と邂逅し、交流したのかを検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「異文化交流の世界史」を開催します。
第7回は下記の要領で行います。

 

日時:2024年12月19日(木)19:30~21:00

講師:濱本 真実先生(大阪公立大学教授)

テーマ「タタール商人とタタール・ディアスポラ:近代西洋文化の伝道者、そしてロシア帝国の先兵として」


【講師紹介】
専門は、ロシア・ムスリム史。ロシア帝国におけるムスリムについて、正教への改宗、および、タタール商人に着目して研究している。著書に『「聖なるロシア」のイスラーム:17-18世紀タタール人の正教改宗』(東京大学出版会、2009年)、『共生のイスラーム:ロシアの正教徒とムスリム』(山川出版社、2011年)、近著に「15世紀末―19世紀ロシアの東方言語の通訳官」(野田仁編『翻訳される信頼(イスラームからつなぐ 第3巻)』東京大学出版会、2024年)などがある。 

*ロシア・ムスリムのタタール人は、18世紀以降、商人として、ロシアにおいて重要な役割を果たしました。タタール商人は主に中央アジアとの間の媒介者として活動し、結果的に、ロシア帝国による中央アジアへの領土拡大の先兵ともなりました。今回はロシアと中央アジアの異文化交流の一端を、タタール商人に焦点を当てながらお話しいただきます。


申込先: https://forms.gle/nDQXowaSxMKcMJU59
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の12月18日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

ご講演は45~50分、質疑応答は30~35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

【これまでの講演会】

第1回・5月31日(金) 西川杉子先生(東京大学)「ユグノーたちのロンドン」

第2回・6月20日(土) 弘末雅士先生(立教大学)「人喰い風聞と異文化交流」

第3回・7月19日(金) 澤井一彰先生(関西大学)「酒は飲んでも吞まれるな:16世紀後半のオスマン帝国の都イスタンブルにおける飲酒行為をめぐる異文化交流」

第4回・9月30日(月) 中砂明徳先生(京都大学)「3人のペトロ」

第5回・10月24日(木) 網野 徹哉先生(東京大学)「司祭を訴えるインディオたち:16~17世紀のアンデス世界」

第6回・11月28日(木) 冨澤かな先生(東京大学)「共感と偏見:18世紀末イギリス人オリエンタリストのインド理解」

 

【今後の予定】

第8回・1月22日(水) 馬場多聞先生(立命館大学)

第9回・2月12日(水) 小澤実先生(立教大学)

第10回・3月 坂野正則先生(上智大学)

問い合わせ先:

tomomo■l.u-tokyo.ac.jp(■を@に変えてください)

民衆史研究会2024年度大会・シンポジウム「再帰する〈古代〉-歴史のなかの古代観-」[2024.11.08掲載]

日時:

2024年12月22日(日)13時~18時

場所:

早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第1会議室

主催:

民衆史研究会

趣旨説明、プログラムなど:

民衆史研究会ではこの度、2024年度大会・シンポジウム「再帰する〈古代〉-歴史のなかの古代観-」を開催する運びとなりました。
それぞれの時代における古代観や、古代とはなにかという視点から、中世~現代史までの各報告と古代史からのコメントをご用意しております。
皆様のご参加をお待ちしております。

◆日時:2024年12月22日(日)13:00~18:00

◆会場:早稲田大学戸山キャンパス33号館3階第1会議室

*アクセス:https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus

*会場にて資料代¥300を頂戴します。

 

*当日19時~東西線早稲田駅付近で懇親会を開催します。

懇親会に参加を希望される方は、事前申し込みが必要です。
下記の申込フォームより、【12月18日(水)】までにご登録ください。
https://forms.gle/8gyrVzUTbWkLhmeQ9

 

◆報告 ※いずれも仮題
・久水俊和(追手門学院大学)
「中世の廃墟に残る古代の幻影―大内裏跡にて継承された園韓神祭を中心に」

・金炯辰(ソウル大学)
「実証よ神話になれ―近世朝廷・朝廷周辺における古代観のあり方―」

・小平美香(学習院大学)
「近代の宮中祭祀における〈古代〉」

・山口輝臣(東京大学)
「象徴天皇と「古代」」

・コメンテーター 神戸航介(宮内庁書陵部)

問い合わせ先:

minshu.shi■gmail.com(■を@に変えてください)

シンポジウム「中世史料の編纂と歴史像――瀬野精一郎の仕事――」[2024.11.08掲載]

日時:

2025年1月11日(土)

場所:

早稲田大学早稲田キャンパス3号館301教室

主催:

主催:シンポジウム「瀬野精一郎の仕事」実行委員会 共催:鎌倉遺文研究会

趣旨説明、プログラムなど:

【プログラム】
(司会: 黒田 智 ・ 野村育世 )
 12:30~12:40 開会挨拶・趣旨説明  髙木徳郎
 12:40~13:20 報告1 飯沼賢司 「九州の古文書研究――竹内理三から瀬野精一郎へ――」
 13:20~13:30 質疑応答
 13:30~14:10 報告2 清水 亮 「瀬野精一郎の鎮西御家人・武士団研究とその視角」
 14:10~14:20 質疑応答
 14:20~14:35  休憩
 14:35~15:15 報告3 海老澤 衷 「初期鎌倉遺文研究会の活動と学界(1993年3月~2001年4月)」
 15:15~15:25 質疑応答
 15:25~16:05 報告4 宮崎 肇 「瀬野精一郎と古文書研究」                                 
 16:05~16:15 質疑応答
 16:15~16:35 コメント 今井 修 「瀬野精一郎の「歴史随筆」を読む――近現代史学史の観点から――」
 16:35~16:50  休憩、質問用紙提出
 16:50~17:50 総合討論
 閉会挨拶 17:50~18:00  下村周太郎

 

【趣旨文】

故・瀬野精一郎早稲田大学名誉教授は、師である故・竹内理三氏の遺志を受け継ぎ、『南北朝遺文 九州編』(全7巻、1980~1992年)、『増訂 鎌倉幕府裁許状集』(全2巻、1987年)、『鎌倉遺文無年号文書目録』(1993年)など、主に日本中世史に関わる様々な史料集の刊行とその充実に努め、日本における古文書学の発展に寄与したことで知られる歴史家です。また、文学博士号を授与された『鎮西御家人の研究』(1975年)、『松浦党関係史料集』(全4巻<第4巻のみ村井章介氏との共編>、1996~2009年)など、九州地方の武士や武士団に関する研究や史料集刊行も多く、この分野においては、現在でも参照されるべき先行研究となっています。
 本シンポジウムは、こうした瀬野先生の学問的業績を振り返り、その現代における意義を改めて確認するとともに、その遺志をいかに継承し、今後の歴史学の発展の糧とするかを考えるために企画されました。登壇者は瀬野先生の薫陶を受け、その学問を拠りどころとしつつ、一緒に研究を進めてこられた方々です。当日は、会場で参加される方々ともに、在りし日の先生の姿に思いを馳せ、その学問をどのように活かしていくかについて語り合いたいと思います。

完全対面方式、参加費無料、事前申込み不要(どなたでもご参加いただけます。)

問い合わせ先:

senosympo2025■gmail.com(■を@に変えてください)