大会・公開シンポジウム関連
≫ 『君主号と歴史世界』 | 佐川英治編 |
≫ 『琉球からみた世界史』 | 村井章介・三谷博編 |
≫ 『環境と歴史学――歴史研究の新地平』 | 水島司編 |
≫ 『ユーラシア諸宗教の関係史論――他者の受容、他者の排除』 | 深沢克己編 |
≫ 『世界遺産と歴史学』 | 佐藤信編 |
≫ 『歴史学の最前線』 | 史学会編 |
大会・部会シンポジウム関連
≫ 『日本古代律令制と中国文明』 | 大津透編 |
≫ 『戦後史のなかの「国家神道」』 | 山口輝臣編 |
≫ 『摂関期の国家と社会』 | 大津透編 |
≫ 『近世の権力と商人』 | 牧原成征編 |
≫ 『近代日本のヒストリオグラフィー』 | 松沢裕作編 |
≫ 『身分的周縁と地域社会』 | 塚田孝・吉田伸之編 |
≫ 『近世の地域と中間権力』 | 志村洋・吉田伸之編 |
≫ 『十八世紀日本の政治と外交』 | 藤田覚編 |
≫ 『山里の社会史』 | 後藤雅知・吉田伸之編 |
≫ 『日唐律令比較研究の新段階』 | 大津透編 |
≫ 『「人のつながり」の中世』 | 村井章介編 |
≫ 『前近代の日本列島と朝鮮半島』 | 佐藤信・藤田覚編 |
≫ 『王権を考える―前近代日本の天皇と権力』 | 大津透編 |
≫ 『近世法の再検討―歴史学と法史学の対話』 | 藤田覚編 |
≫ 『流通と幕藩権力』 | 吉田伸之編 |
≫ 『日本と渤海の古代史』 | 佐藤信編 |
≫ 『工部省とその時代』 | 鈴木淳編 |
≫ 『水産の社会史』 | 後藤雅知/吉田伸之編 |
≫ 『幕藩制改革の展開』 | 藤田覚編 |
≫ 『十七世紀の日本と東アジア』 | 藤田覚編 |
≫ 『中世のみちと物流』 | 藤原良章/村井章介編 |
≫ 『日記に中世を読む』 | 五味文彦編 |
≫ 『境界の日本史』 | 村井章介/佐藤信/吉田伸之編 |
≫ 『土地と在地の世界をさぐる―古代から中世へ』 | 佐藤信/五味文彦編 |
≫ 『近世の社会的権力―権威とヘゲモニー』 | 久留島浩/吉田伸之編 |
≫ 『道と川の近代』 | 高村直助編 |
≫ 『近世の社会集団―由緒と言説』 | 久留島浩/吉田伸之編 |
≫ 『中世東国の物流と都市』 | 峰岸純夫/村井章介編 |
≫ 『城と館を掘る・読む―古代から中世へ』 | 佐藤信/五味文彦編 |
≫ 『武家屋敷―空間と社会』 | 宮崎勝美/吉田伸之編 |
≫ 『都市と商人・芸能民―中世から近世へ』 | 五味文彦/吉田伸之編 |
≫ 『商人と流通―近世から近代へ』 | 吉田伸之/高村直助編 |
≫ 『アジア史からの問い―アイデンティティー複合と地域社会』 | 史学会編 |
例会関連
≫ 『古代東国の地方官衙と寺院』 | 佐藤信編 |
佐川英治編『君主号と歴史世界』山川出版社、2023年
日本を含むアジアからヨーロッパにかけての「君主号」に関する11本の論考を収録。 はじめに 佐川英治 Ⅰ部 東アジアの君主号 Ⅱ部 南アジア・中央アジア・西アジアの君主号 Ⅲ部 ヨーロッパの君主号 |
大津透編『日本古代律令制と中国文明』山川出版社、2020年
日唐律令の比較研究の成果をふまえ、中国あるいは隋唐文明の影響や文物の輸入まで、より視点を広げて日本律令制の意義を多角的に考える。2019年史学会大会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示先学を思う――序に代えて ……大津透 Ⅰ部 古代律令制の探究 Ⅱ部 中国礼法と日本律令制 Ⅲ部 律令制の諸段階と東アジア文明の受容 |
村井章介・三谷博編『琉球からみた世界史』山川出版社、2011年
2007年の史学会第105回大会の公開シンポジウム「琉球からみた世界史」の成果を取りまとめ、現在の琉球史の研究状況を俯瞰する。近代以前の琉球史のもつ世界史的意味を探り、さらに今後の課題を考える。 ▼目次を表示 序 |
水島司編『環境と歴史学――歴史研究の新地平』勉誠出版、2010年
歴史研究においてを扱うとき、どのようなアプローチが可能であるか。歴史研究の中に環境変動という視点を取り込んだ場合に、従来の歴史解釈にどのような広がりを与えるのか。また、どのような問題が明らかになるのか。日本から、アジア、アフリカ、ヨーロッパ地域にまで視点を広げ、歴史学、考古学、地理学、環境史、民俗学など異分野の研究者が最新の研究成果を問う。(2009年史学会公開シンポジウム) ▼目次を表示 序 環境と歴史学・・・水島 司 第1部 環境と歴史学へのアプローチ |
深沢克己編『ユーラシア諸宗教の関係史論――他者の受容、他者の排除』勉誠出版、2010年
異なる諸宗教の平和的な共存・寛容・対話・折衷・習合・融和はいかなる環境のもとで生じ、敵対的な排除・不寛容・拒絶・迫害・抑圧はいかなる条件により発生するのか。日本・中国から地中海・ヨーロッパにいたるユーラシア地域の諸宗教間の受容と排除の問題を歴史学、人類学、宗教学など多角的視点から探る。(2008年史学会公開シンポジウム) ▼目次を表示 緒言・・・深沢 克己 |
佐藤信編『世界遺産と歴史学』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2005年
本書は、2004年(平成16)11月13日に開かれた史学会大会の日本史・東洋史・西洋史にわたる公開シンポジウム「世界遺産と歴史学」をもとにして、当日の報告・コメントだけでなく、「世界遺産と歴史学」をより立体的に考える上で必要と思われるテーマについての論考をも寄せていただいて編集した、史学会シンポジウム叢書の一編である。 ▼目次を表示 はじめに――世界遺産と歴史学・・・佐藤 信 |
史学会編『歴史学の最前線』東京大学出版会、2004年
歴史学はどこへ進もうとしているのか。近現代の歴史学は多くの事実を明らかにしてきたが、見落としてきたもの、見極められなかったものも少なくない。歴史学の履歴を振り返り、その蓄積に学び、新しい世紀の歴史学の可能性と方向を見通していく。2002年11月に開催された、史学会第100回大会記念シンポジウムの成果をまとめたもの。 ▼目次を表示 総論 |
山口輝臣編『戦後史のなかの「国家神道」』山川出版社、2018年
「国家神道」を、戦後日本の政治史・宗教史・社会運動史など幅広い分野から議論し、今後の研究の基盤となる方向性を示す。2017年史学会大会シンポジウムをもとに編集。充実した附録も収載。 ▼目次を表示この本が考えようとしていること ―編者のはしがき Ⅰ部「国家神道」まで 1章 「国家神道」概念の近現代史 2章 「国家神道」と南原繁 Ⅱ部「国家神道」をつくる 3章 村上重良「国家神道」論再考 4章 戦後憲法学における「国家神道」像の形成 Ⅲ部「国家神道」のこれから 5章 「国家神道」論の現状をどう見るか ―島薗進『国家神道と日本人』とそれ以後へ 6章 「国家神道」をどうするか 附録 |
大津透編『摂関期の国家と社会』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2016年
摂関期の国家や社会は、律令制から平安時代前期をへて、いつどのように変化し、また何が変らなかったのか。多様な切り口から実証的に考察する。2015年史学会大会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示はじめに…大津透 Ⅰ部 摂関期の天皇とその周辺 1章 摂関期の女官と天皇…武内美佳 2章 摂関期の立后儀式――その構造と成立について…伴瀬明美 3章 摂政・関白と体制官政務――解の決裁について…黒須友里江 4章 大策と在京武士召集――王朝国家軍政の一側面…下向井龍彦 5章 摂関期内裏における玉座とその淵源…大隅清陽 Ⅱ部 財政と地方支配 1章 摂関期の財政制度と文書――京庫出給と外国出給…神戸航介 2章 摂関期の土地支配―不堪佃田奏を中心に…三谷芳幸 3章 畿内郡司氏族の行方…森公章 Ⅲ部 文化と外交 1章 摂関期における貴族の神事観…小倉慈司 2章 国際環境のなかの平安日本…渡邊誠 3章 日本・呉越国交流史余論…西本昌弘 おわりにかえて――平安時代の時代区分…大津透 |
牧原成征編『近世の権力と商人』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2015年
商家や藩などの史料を用いて、近世における商人と権力との関係に様々な切り口から迫り、近世社会への理解を深める。2013・14年史学会大会の日本近世史部会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示 はしがき…牧原 成征 |
松沢裕作編『近代日本のヒストリオグラフィー』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2015年
近代日本において「歴史を書く」という営為がどのように行われてきたか、多様な書き手による多様な歴史の相互関係を課題として考察する。2014年史学会大会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示 はしがき…松沢 裕作 |
塚田孝・吉田伸之編『身分的周縁と地域社会』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2013年
2011年の史学会大会でおこなわれたシンポジウム「身分的周縁と地域社会」の成果。近世の寺院・神社社会の内部構造を明らかにし,各地域社会における寺院・神社社会の位相を捉え,新たな近世社会像を描く。 ▼目次を表示 はしがき…塚田 孝 |
志村洋・吉田伸之編『近世の地域と中間権力』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2011年
2010年の史学会大会の近世史部会でおこなわれたシンポジウム「近世の地域と権力」の成果をもとに,19世紀に登場する新たな社会的諸課題(対外的危機の浮上・全国的流通構造の変容・幕長戦争・幕末インフレなど)に直面して,地域はいかなる変容を迫られたのか,をまとめた1冊。 ▼目次を表示 はしがき…志村 洋 |
藤田覚編『十八世紀日本の政治と外交』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2010年
17世紀に確立した近世的な政治・経済・社会の仕組みが、19世紀半ばに解体する。その中間に位置する18世紀日本をいかに理解するのか。近世を解体させる諸要素の生起を、政治的な面を中心に捉え直す。2009年史学会大会日本近世史部会のシンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示 はしがき――十八世紀近世日本のとらえ方・・・藤田 覚 |
後藤雅知・吉田伸之編『山里の社会史』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2010年
近世の山里を素材として、どのような研究動向が見られるのか、また固有な論点は見いだせるのか、そして山里の歴史社会は現代に何を問いかけているのかを探る。2008年史学会大会日本近世史部会のシンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示はしがき・・・後藤 雅知 Ⅰ部 林産物と山里 Ⅱ部 山里の人びと Ⅲ部 山里の社会=空間構造 あとがき・・・吉田 伸之 |
大津透編『日唐律令比較研究の新段階』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2008年
天聖令の発見により、日唐の律令比較研究が新たな進展をみせている。律令制研究の最前線から、その史料的性格や、日本の律令制の特色・形成過程などについて、さまざまな視点から議論を行う。2007年日本古代史・東洋史合同の史学会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示 Ⅰ部 天聖令の位相 Ⅱ部 唐令復原と日本律令制研究 Ⅲ部 日本律令制の形成 |
村井章介編『「人のつながり」の中世』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2008年
2007年の史学会大会日本中世史部会でのシンポジウムをもとに編集。中世における主要な社会集団である公家・武士・寺院社会の自他認識や秩序体制を「人のつながり」といった底辺からの視線で、それらの集団を成立させている特徴を探り当てようとする論文集。(近年の先端的研究を総括しつつ、Ⅰ部では各集団内部の主体性や規範などに、Ⅱ部では越境していく様相にそれぞれ重点をおいて、その特徴に迫る。) ▼目次を表示 Ⅰ部 集団をつくるもの Ⅱ部 越境する人脈 |
佐藤信/藤田覚編『前近代の日本列島と朝鮮半島』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2007年
2006年史学会大会シンポジウムの書籍化。前近代の日本列島と朝鮮半島をめぐる交流の歴史的な特徴を最新の研究状況をふまえて、歴史学の立場から解明するとともに、今後の研究がかかえる課題についても検討する。 ▼目次を表示序―前近代の日本列島と朝鮮半島・・・佐藤 信 Ⅰ部 古代の日本列島と朝鮮半島 Ⅱ部 中世の日本列島と朝鮮半島 Ⅲ部 近世・金台の日本列島と朝鮮半島 あとがき・・・藤田 覚 |
大津透編『王権を考える―前近代日本の天皇と権力』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2006年
日本史研究の細分化が進む中,「王権」をキーワードに、時代の枠を超えて国家や権力・権威について考える試み。さらに、近年しばしば用いられる「王権」という語の多様性や問題点を提示する。2005年史学会大会日本史部会シンポジウムの報告に諸論考を加えて書籍化。 ▼目次を表示序章 王権論のための覚え書き・・・大津 透 Ⅰ部 古代における王権 Ⅱ部 中世における王権 Ⅲ部 近世における王権 |
藤田覚編『近世法の再検討―歴史学と法史学の対話』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2005年
2004年度史学会大会近世史部会のシンポジウム「近世の法と制度の再検討」における議論を補完する、法制史研究者および近世史研究者からの論文を計8本収録する。法制史研究と近世史研究との対話に向けて―。 ▼目次を表示はしがき・・・藤田 覚 Ⅰ部 法制史学から Ⅱ部 近世史学から |
吉田伸之編『流通と幕藩権力』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2004年
2003年史学会大会近世史部会シンポジウム「流通と権力」の成果をベースに、当該テーマに関わる諸論考を新たに加えて編集。問屋-商人論を一段と深化させ、近世流通と幕藩権力との関係構造について検討した論文7本を収録。 ▼目次を表示 序言・・・吉田 伸之 |
佐藤信編『日本と渤海の古代史』山川出版社、2003年
日本・渤海に関する研究の深化は、古代東アジアの歴史を解明する上で大きな焦点になってきた。日本史・渤海史・考古学・東アジア史それぞれの立場からの報告などで「古代の日本と渤海」を考えるシンポジウム(2001年11月開催)の書籍化。 ▼目次を表示序・・・佐藤 信 第Ⅰ部 東アジアにおける日本と渤海 第Ⅱ部 日本と渤海の交流 第Ⅲ部 渤海史の再検討 |
鈴木淳編『工部省とその時代』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2002年
明治3年に創設された工部省は官営事業の担い手として、近代日本の政治・行政などに貢献したが、18年廃省になる。工部省に焦点を合わせつつ、その外部まで視野にいれ分析を行ったシンポジウム(2001年11月開催)の書籍化。 ▼目次を表示 はじめに・・・鈴木 淳 |
後藤雅知・吉田伸之編『水産の社会史』(史学会シンポジウム叢書)山川出版社、2002年
近年の漁業・漁村史研究は個別事例の積重ねで,総括する議論や共通の枠組みは提起できていない。近世漁業社会の構造的特質や差異性に注目し,従来の研究状況を打開しようと行ったシンポジウム(2001年)の書籍化。 ▼目次を表示はしがき・・・後藤 雅知 Ⅰ部 Ⅱ部 あとがき・・・吉田 伸之 |
藤田覚編『幕藩制改革の展開』山川出版社、2001年
幕府の三大改革研究の現状を提示し、社会構造・対外関係の変動と政治改革の関係を追求することを通して、18~19世紀の政治史研究の発展方向を模索する。2000年度史学会大会近世史部会のシンポジウム報告を軸に構成。 ▼目次を表示 序論 近世政治史と三大改革論―研究史の整理と展望 |
藤田覚編『十七世紀の日本と東アジア』山川出版社、2000年
「鎖国」、海禁、「四つの口」あるいは華夷秩序という概念・規定から少し離れた、17世紀の対外関係の現実と実態を多様に論じる。1999年度史学会大会近世史部会のシンポジウム報告を軸に、3論文を加えて構成。 ▼目次を表示 問題提起・・・藤田 覚 |
藤原良章・村井章介編『中世のみちと物流』山川出版社、1999年
「発掘された中世古道」「道・宿・湊」(史学会大会部会シンポジウム)の2つのシンポジウムをもとに、中世考古学と中世文献史学の成果を盛り込んだ論文集。諸地域の交通の様相を考える。地図や絵図にもあまり描かれず、文学史料でも断片的なかたちでしか現れない中世の道に焦点を当て、文献史学と考古学の二つの視点から、中世の交通システムとそれによって支えられた中世都市の姿を浮き彫りにする。 ▼目次を表示 中世の交流と物流 |
五味文彦編『日記に中世を読む』吉川弘文館、1998年
重要な史料でありながら、日記は十分に利用されてこなかった。同時進行的な史料でありながら、筆者の主観や省略された記述が難点となっていた。しかし実際の日記は多様で、個性があり、筆者の性格や時代状況を知ることにより、新たな事実と魅力を引き出せる。本書は代表的な日記から中世社会像を透視し、史料としての日記の可能性を探る。 ▼目次を表示 中世の日記の特質 |
村井章介・佐藤信・吉田伸之編『境界の日本史』山川出版社、1997年
第94回史学会大会日本史部会で開催されたシンポジウム「自己・他者・境界」をテーマに構成した論文集。I「境界と越界」II「内からの目,外からの目」で、古代~近世における境界のあり方の特徴と変貌させていく様相、日本をめぐる自己・他者の意識での境界について言及。 ▼目次を表示問題提起・・・村井 章介 第Ⅰ部 境界と越界
第Ⅱ部 内からの目、外からの目 あとがき |
佐藤信・五味文彦編『土地と在地の世界をさぐる――古代から中世へ』山川出版社、1996年
古代から中世にかけて,売券の分析や荘園発掘調査などにより、土地と結びついた在地の世界を探る方法について、さまざまな試みを再検討する。1995年の史学会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示はしがき・・・佐藤 信・五味 文彦 第Ⅰ部 古代の在地世界へ 第Ⅱ部 在地の世界から 第Ⅲ部 在地世界の変貌 初期荘園・荘園関係文献目録 |
久留島浩・吉田伸之編『近世の社会的権力――権威とヘゲモニー』山川出版社、1996年
幕藩領主階級による支配権力とは独自に、都市や農村域に存在する中・小の多様な諸権力を総称とする日本近世の「社会的権力」について論考する。1995年の史学会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示 はしがき・・・久留島 浩・吉田 伸之 |
高村直助編『道と川の近代』山川出版社、1996年
明治前期を中心とする時期の道路と河川をめぐる諸問題を実証的に論考し、まだ十分解明されていない分野へ多様な観点から迫る。1995年の史学会シンポジウムをもとに編集。 ▼目次を表示 はしがき・・・高村 直助 |
久留島浩・吉田伸之編『近世の社会集団――由緒と言説』山川出版社、1995年
1994年の史学会シンポジウムをもとに編集。国家とは異なる次元における多様な社会集団を素材に、独自の伝統を発明あるいは再発見しつつ固有の言説を獲得してゆく過程を、多様な角度から論考する。 ▼目次を表示 はしがき |
峰岸純夫・村井章介編『中世東国の物流と都市』山川出版社、1995年
1994年の史学会シンポジウムをもとに編集。中世東国における生産地と消費地を結ぶ物流の効率的手段の実態、水運・陸運の結節点としての「都市的な場」や、そこにおける商業・金融業の実態を、文献史学・考古学などの観点から解明する。 ▼目次を表示問題提起・・・村井 章介 第1章 研究の現状と課題 第2章 物流と都市 第3章 やきものと年貢の流れ 第4章 湊の情景 あとがき |
佐藤信・五味文彦編『城と館を掘る・読む――古代から中世へ』山川出版社、1994年
1993年の史学会シンポジウムをもとに編集。近年発掘調査事例が増す城・館の歴史について、日本史学・考古学・建築史学などの分野から論考。とくに古代・中世の城・館の歴史に焦点をあて、多角的に迫る。 ▼目次を表示 はしがき |
宮崎勝美・吉田伸之編『武家屋敷――空間と社会』山川出版社、1994年
1993年の史学会シンポジウムをもとに編集。江戸・京都・大坂を事例として、近世の武家地・武家屋敷・武家社会の特質を、近世考古学や社会史などの分野から考証する。 ▼目次を表示はしがき 第1部 武家屋敷の空間 第2部 武家屋敷の社会 近世考古学の進展と武家屋敷研究――あとがきにかえて――・・・宮崎 勝美 |
五味文彦・吉田伸之編『都市と商人・芸能民――中世から近世へ』山川出版社、1993年
1992年の史学会シンポジウムをもとに編集。中世から近世への転換を、人と空間(商人・芸能民と都市)に焦点をあて、商業活動や芸能の場がどのように変化していったかを新知見をふまえて解明する。 ▼目次を表示はしがき 第1部 都市と商人・芸能民の展開 第2部 都市と町の展開 |
吉田伸之・高村直助編『商人と流通――近世から近代へ』山川出版社、1992年
1991年の史学会シンポジウムをもとに編集。従来の商人史・流通史といった分野史の枠をこえ、また時代史の「領分」の内にとどまることなく、当時の社会構成全体を見直し、近世から近代への移行過程を連続的に検証する。「商人と流通」をめぐる新しい起点となる。 ▼目次を表示 はしがき |
史学会編『アジア史からの問い――アイデンティティー複合と地域社会』山川出版社、1991年
国家と別個のアイデンティティー諸集団や人々の移動が国家に対してもつ現代的意味を、歴史学の立場から問い直す。民族と宗教が国家にどのように関わってきたか、また東アジアにおける人の移動とそれにともなう社会の変容の諸相などを具体的に明らかにする。1989年11月、史学会の東洋史部会で行われた2つのシンポジウムの内容を収録。 ▼目次を表示はしがき・・・辛島 昇 第Ⅰ部 アジアにおける多民族社会と宗教 第Ⅱ部 東アジアにおける人の移動と社会変容 |
佐藤信編『古代東国の地方官衙と寺院』山川出版社、2017年
日本古代の地方官衙について、本書では特に東国での発掘調査の成果を検証するとともに、官衙と一体であった寺院との関係に焦点をあてつつ、その実像に迫る。2015年史学会例会をもとに編集。 ▼目次を表示序論 第Ⅰ部 古代地方官衙と寺院をめぐって 第Ⅱ部 地方官衙と地域 あとがき |